小さい頃、痛いところに大人の大きくて温かい手が触れてくれるだけで痛みが和らいだのを覚えていますか?お母さんだったり、おばあちゃんだったり、兄弟だったり保健室の先生だったり。

「痛いの痛いの、飛んでけー!」
魔法のようだったこの言葉、決してただの魔法ではありません。

大人になった今でも、お腹が痛い時にお腹に手を添えませんか?頭が痛いときには額に手を。怪我をした時にはとっさに痛みのある場所に手を伸ばしますよね?

人は痛みや傷を癒やすために、本能的にそこに手を添えます。

「手当て」という言葉は近頃では”積極的な治療”をイメージさせますが、本来は他者や自分の傷ついたところに手を添えて痛みを緩和することでした。

「痛みをとってあげたい」
「早く楽になりますように」
そんな温かい想いを込めて、そっと手を当てて癒やそうとする。実際にそれで楽になるんですよね。

でも最近、そうやって触れる機会って減ってきてますよね。薬飲めばすぐに痛みは感じなくなります。とにかく忙しい、やらないといけないことがたくさんある、体調不良で休んでいる時間が惜しい。そんな現代社会では誰しもが時間に追われて忙しいから、そうなってしまうのもわかります。

だからこそ、セルフケアに取り入れてみませんか?
あなた自身の手でしんどいところにそっと手を添える「手当て」を。

「できれば薬に頼りたくない」って思っている人がたくさんいるのは知っています。そのために食生活やライフスタイル、運動したりと一生懸命頑張っているのも知っています。

ただ、色々と頑張りすぎてしんどいんじゃないかなと思います。
それがなくても時間に追われているのに、さらに健康のためにやらないといけないタスクを増やすのはしんどいです。身体が張ってしんどいけど、マッサージに行く時間すら無い!なんていう方もいると思います。

そんなあなたでも出来るのが「手当て」です。
仕事や家事の合間や寝る前など、ちょっとした時間で出来るリラクゼーションです。しかも自分の手のひら一枚で出来るんです。

例えば「今日一日、仕事を頑張って肩が張っている」っていう時は、

  1. 両手をこすり合わせて手のひらを温めましょう。
  2. 温めた手で片側の首筋〜鎖骨〜肩先にかけてゆっくりと優しくなでましょう。
  3. 表面が柔らかくほぐれてきたように感じたら、首の付け根のあたりで動きを止めて。手のひらの温かさと心地の良い重みを感じながら、そっと目を閉じます。

満足がいくまでそこでじっととどまりましょう。
手のひらの熱が肩の深層まで伝わっていくのをイメージしながら行うと、本当に硬く強張った肩の筋肉が緩んでくるように感じられます。
もう十分だな、って満足できたら反対側も行なってくださいね。

マッサージではないので、強く押したりもみほぐそうとする必要はありません。
手が冷えていると身体も緊張しやすいので、手のひらだけは温めるようにしましょう。

今日一日頑張ってくれたところ、ちょっと最近体調が良くないところ。そんなところにあなた自身の温かい手のひらを当てて、癒やしてあげましょう。
身体も心もほっこり緩みますよ。

あなた自身を癒せたら、大切な人にもやってあげてみてくださいね。

ヨガインストラクター 杉山麻美

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