病気ってわけじゃない、でも心身の不調や不快感がある。診断してもらうと「自律神経の乱れ」が原因だと言われる。この記事は「自律神経の乱れ」って言われてもいまいちピンと来ない方に向けた内容です。

こんな症状ありませんか?

  • 疲れてるのに、寝付きが悪い
  • 眠りが浅い
  • 耳鳴りがする
  • アレルギーや花粉症でものないのに鼻が詰まる
  • 胸が締め付けられるように息苦しくなることがある
  • めまい、息切れがする
  • のどがつかえるような感じがする
  • 最近、にきびや吹き出物、蕁麻疹がある(治りが遅い上にぶり返す)
  • 手先、足先が震える
  • 漠然とした不安感や焦燥感がある
  • やるべきことがわかっているのに集中できない
  • イライラする
  • 気分が沈む
  • わけもなく悲しい気持ちになる

自律神経の乱れによる不快な症状ってたくさんあって、みなさん何かしらの不調を感じているのではないでしょうか?

”自立神経が乱れる”ってどういうこと?

自立神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つがあって、これがシーソーのようにバランスをとっています。

交感神経は「アクセル」に例えられ、活動したり身体を危険から守るために働きます。日中は交感神経が優位な状態です。
副交感神経は「ブレーキ」に例えられ、睡眠時やリラックスした状態の時に優位になります。

本来ならば日が沈んだら活動量が減り、徐々に交感神経から副交感神経にシフトしていくのがバランスのとれた状態です。

ですが、夜遅くまで仕事をしていたり、PCやテレビ、スマホ操作などで活動している時間が長い現代人の場合は、副交感神経が機能する時間が少なくなってしまっています。

副交感神経が機能する時間が少なく、交感神経が優位となっている時間が多い。
これが現代人に多い、自律神経のバランスが乱れている状態となります。
常にアクセル踏みっぱなし、ということです。

副交感神経の機能低下

今の時代はどこでも・いつでも・何時間でも仕事や様々な活動ができる、とっても便利な世の中です。とっても便利なのですが、その代わりにきちんと気をつけてあげないと”アクセル踏みっぱなし”状態になってしまいます。

ブレーキとなる副交感神経ですが、この機能が低下する原因はライフスタイルやストレスだけではありません。なんと、加齢とともに副交感神経の機能も低下するそうです。

それが顕著にあらわれるのが、男性だと30歳前後、女性の場合は40歳前後といわれています。年々寝付きが悪くなる・眠りが浅くなる、怒りっぽくなるといった変化があらわれるのも、副交感神経がうまく機能しなくなってきていることが理由の1つかもしれません。

ちょっと怖い表現になりますが、アクセル踏みっぱなしになりやすい環境で暮らしている上に、歳を重ねるごとにブレーキが効きづらくなってくるなんて恐ろしいですよね・・・

これを知ると、副交感神経を優位にする方法を知る必要性が理解できたと思います。ただ知っているだけではなく、それを使いこなせる必要もあります。使えば使うほど、上手に切り替えができるようになるので、ご自身に合ったケアを探してみてください。

おすすめ

リラックスして副交感神経を優位にさせる方法として、一番手軽な方法をご紹介します。

それは、「腹式呼吸」です。

どこでも出来るし、道具もいりません。何かを準備する必要がない気楽さは重要です。思い立ったらすぐ出来る!が習慣化の近道になります。

では、腹式呼吸を説明します。

準備

椅子でも床でも構わないので、背筋をを伸ばして安定した姿勢で座ります。床に座っている場合は、膝や股関節に痛みが無いようにクッションや座布団を使ってください。

【吸】

鼻から優しく息を吸って、吸った空気でお腹をパンパンに膨らませます。
おヘソのあたりに手のひらを優しく当てておくとやりやすいです。
この時に肩が上がらないように注意してください。お顔も力が入りやすいのでリラックスしましょう。

【吐】

「これ以上吸えない!」ところまできたら、口からため息をつくように吐きます。お腹の中の空気を全部吐き出して、お腹をぺったんこにします。
吐く息ごとに、お尻を椅子や床に沈めるイメージで力みを逃していきましょう。
慣れてきたら、鼻から長く息を吐くようにします。

気持ちが落ち着いてくるまで、【吸】⇔【吐】を繰り返します。
慣れてきたら「吸う息の長さ」と「吐く息の長さ」を合わせるように意識してみましょう。より意識が呼吸に集中し、気持ちが静かに収まってくるのを感じられます。

寝る前でしたらベッドの上で仰向けで行ってもいいですね。
そのまま寝落ちしてしまえるのでおすすめです。

最後に

一番手軽な方法として腹式呼吸をご紹介しましたが、あまりしっくり来なかったら他の方法でも構いません。(ヨガも有効です。興味のある方はぜひヨガもやってみてください。)

あなたに合ったケア方法がみつかったら、できるだけその方法を習慣化して使い慣らすようにしてみてください。先にも触れましたが、使えば使うほど、上手に切り替えができるようになります。ストレスがたまってどうしようもない時やピンチな時の”お守り”になります。

ぜひ、日常を健やかで快適に過ごすためのセルフケアの方法を見つけてみてくださね。

ヨガインストラクター 杉山麻美